認知の歪みの10の項目

 

全か無化の思考

白か黒、全か無、良い悪い、正しい間違いなどと常に二分化し、どちらかしかないと思う思考

完璧主義の人が陥りやすい

90%の成功より、10%の失敗を執拗に悔やむ

 

一般化のしすぎ

自身の経験から、一般的な事例や法則へと置き換える

一度の失敗の結果や事実をみて、他のことも全てがそうなると思い込む

こうだからこうなるとこれから先もそれがずっと続くと思い込む

 

心のフィルター

過去の自己嫌悪や不快な出来事などにより、物事を悪い方向に解釈する

悪い面ばかりが目につき、他のもの見えなくなってしまう

物事にはプラスもマイナスもあるがプラスには目がいかず、マイナスな面ばかりが見えてしまう

 

マイナス化思考

何でもないことやプラスなことでもマイナスに考える

物事に対する捉え方が悲観的である

 

結論への飛躍

否定的な深読み→一部分の言動で相手の心を深読み過ぎてしまう

否定的な先読み→根拠もなしにマイナスな結論に飛躍し、将来を悲観したり、この先悪いことが起こると絶望的な結論に飛躍する

 

拡大解釈と過小評価

自分自身の悪いところや失敗を必要以上に大きく考え、良い点や成功したことなどを極端に小さく考え過小評価する

 

感情の決めつけ

自分自身の感情の変化に応じて、価値判断の基準を独自に決めつける

自分の感情が「こう感じているのだからそうに違いない」 という考え方

感情を根拠にあたかもそれが真実であると考える

 

すべき思考

~だから~すべき

~そうなるべき

~そうするべき

~そうしなければならない

といった 「~べき」 が優先される思考

具体的な理由や現実的な制約や強制などが存在しないにもかかわらず、何かの物事をやる時にこのような強迫的観念ににた切迫観や焦燥感に駆られる

 

レッテル張り

部分的な側面だけを見て、全体的な判断をしてしまう

根拠のない不合理でマイナスな評価

自分や他人に決めつけたイメージを持ち、そのイメージでしか相手や自分を見ることが出来ない

 

自己関連づけ(個人化)

不利な状況や損失やマイナスな出来事の原因をすべて自分の責任と思い込む

本来、自分の責任ではない悪い出来事や他人の行為に対して、自分が悪かったと必要以上に自責の念に駆られる